2021年度さくらオンラインプログラム 実施報告

【2021年度】さくらオンラインプログラム
「航空機電動化の最先端と雪国秋田を実感できる交流プログラム」

秋田大学理工学研究科附属
クロスオーバー教育創成センター長
足立 高弘

令和4年の2月末から3月上旬にかけ、マレーシア日本国際工科院の学生を対象に4日間のさくらサイエンスオンラインプログラムを実施した。交流計画のテーマは「航空機電動化の最先端と雪国秋田を実感できる交流プログラム」についてである。近年秋田県では、航空機電動化に関する研究が盛んである。また、マレーシアの学生さんにとって、雪国秋田の暮しは未知の世界と思えるので有意義な交流ができるものと本企画を考え実施した。

本プログラムでは、秋田大学や秋田県が進めている航空機の電動化というテーマに興味を持ってもらうこと、そして将来秋田に留学して航空機電動化のテーマについて研究の機会を持ってもらうことが交流計画の主な目的および趣旨である。秋田大学と秋田県立大学は、共同で電動化システム共同センター運営し研究を行っている。また、日本を代表する航空機関連メーカーIHI(株)とも共同で研究を行っている。図1は、電動化システム共同センターで最近完成した電動化に関する実験装置の一例である。センターでは最先端の実験装置を使って、モーターの高性能化やスマートグリッド送電および客室空調のシステムについて研究を行っている。秋田大の教員や学生およびIHIメンバーより詳しい説明を置こない、マレーシアの学生さんには大変興味を持ってもらったと感じている。

その他に、雪国秋田の特色を知ってもらうため、公益財団法人秋田県国際交流協会(AIA)からゲストスピーカーをお願いした。AIAは、国際交流に関する幅広い分野の活動を促進することにより、世界各国との相互理解と友好親善を深めるとともに、地域の活力を高め、より豊かな県民生活の実現に資することを目的として設立された団体であり、国際交流に実績がある。ゲストスピーカーには、雪国秋田の暮らしなどマレーシアの学生さんには珍しいであろう雪国の生活について講演をしてもらった。秋田に興味を持ってもらえたら幸いであるが寒そうな印象で敬遠されなければ良いなと思う(図2参照)。

最終日には、秋田大学の学生とマレーシアの学生とで、異文化交流会を実施した。お互いの地域の美味しい食べ物の話題や人気のスポーツ、休日の過し方などの話題で盛り上った。マレーシアの学生さんも、進んで意見を言ったりすることは苦手なようで日本人と似ているなと感じた。アジアの控え目な文化を共有していると学生も思ったと思う。このように、お互いの相互理解や交流を図り、本プログラムはマレーシアの学生さんに、秋田の研究や将来の秋田への留学を考える機会として効果的であったと考えている。最後に皆で記念撮影を行った(図3参照)。

 

図1 電動化システム共同センター の実験装置

図2 AIAゲストスピーカーによる秋田の紹介(なまはげ)

図3 異文化交流会。Zoom による記念撮影

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