2022年度さくらサイエンスプログラム「航空機電動化の最先端と雪国秋田を実感できる交流プログラム」が実施されます

2023年3月5日(日)~3月10日(金)の6日間、秋田大学理工学研究科 附属クロスオーバー教育創成センター センター長 足立高弘教授が主催する【2022年度さくらサイエンスプログラム「航空機電動化の最先端と雪国秋田を実感できる交流プログラム」】が実施されます。

本プログラムには、マレーシア・マレーシア工科大学より学生10名・教員1名の計11名が参加し、航空機電動化システムの最先端技術を体験するフィールドワーク、および秋田県の雪国ならではの生活体験や日本の伝統文化体験を通した学生どうしの交流プログラムが実施される予定です。

#Sakurascience

【プログラム実施内容】

コロナ以前、航空旅客需要はアジアを中心に伸び、今後20年で2019年を基準として2.5倍程度に増える見通しであった。一方、国際航空運送協会(IATA)などは2050年のCO2排出量を05年比で半減させる目標を掲げていた。ところが、Withコロナで移動が制限されることで二酸化炭素の排出量の大幅な削減がもたらされ、カーボンニュートラルな未来を垣間見ることになった。しかし環境保全のために、インフラを含めた輸送手段を永久に停止するというのは現実には不可能である。そこで、経済を維持しつつカーボンニュートラルな未来を実現する抜本的な解決策の一つとして、ジェット旅客機分野における電動化を見据えた開発がキーとなる。日本には航空機産業には未参入ながらも自動車やエレクトロニクス産業向けに、電動化技術を蓄積してきた企業が少なくない。コロナ禍から脱却し、経済を元の状態以上に再生させるためには、postコロナにおける社会変革への寄与が期待できる電動航空輸送機開発が望まれる。
このような背景の下で、秋田大学では、秋田県および秋田県立大学さらには株式会社IHIと共に内閣府の地方創生事業の交付金採択に至り、航空機電動化に関する最先端の研究に取り組んでいる。廃校となった小学校跡地に電動化システム共同研究センターを設立し、体育館に実機サイズの設備を導入して研究を進めている。IHIでは、特に航空機の装備品分野での電動化で世界をリードしており、秋田でも装備品に関係した先端研究を行っている。それら秋田にある実際の研究施設と東京のIHI社をオンラインで結び,航空機電動化について最新の研究動向の理解することと、電動化システム共同研究センターに設置の最新設備の見学し理解を深めることが目的である。また、将来にわたる秋田との交流を念頭に、秋田大の教員および学生との交流と秋田の生活についても紹介を行う。秋田における研究と暮しに興味を持った学生が、将来大学院にてさらなら研究のために来日することを期待している。